NZ生活 2か月目
こんにちは!Kokonoです。ニュージーランドに来てから二か月が経ちました。
こっちは相変わらず寒いです。朝は一桁台、最高でも十五~十六度ほどです。朝は日が昇るのが遅く、七時過ぎから明るくなり始めるので朝焼けを眺めながら毎朝バスで出勤しています。今月はラグビー男子国際大会(ネーションズリーグ)の南半球ラウンドがありました。これは北半球と南半球のグループに分かれて世界一を目指す大会です。日本にいたころはあまり馴染みがなかったのでニュージーランドのラグビー熱には最初は驚きました。公園に行ってもみんな投げて遊んでいるのは野球ボールではなくラグビーボールです。私のホストファミリーもラグビーが好きでよく一緒にテレビで観戦しています。ルールが難しく完全に理解はできていないのですが試合前のハカや試合自体も迫力満点で見ていてとても楽しいです。今回のオールブラックスの試合結果はというと、三戦全勝、南半球ラウンドに南アフリカと並んで首位タイです。次は十一月に決勝進出をかけた戦いが始まるので楽しみです!
今回は、初めての祝日、植樹イベント、仕事の様子について書きたいと思います。
・初めての祝日
ニュージーランドでは年間十一日祝日があり、それに加えて各地域で一日だけ独自の祝日があるそうです。日本は年間十六日なのでそれと比べると少し少ないですね。七月十日は「マタリキ」と呼ばれる祝日でした。ニュージーランドに来て初めての祝日。金曜日だったので三連休を過ごすことができました。マタリキとはニュージーランドの先住民族マオリ族の暦におけるお正月であり、月の満ち欠けで決まるため毎年日付が変わるそうです。この日は亡くなった大切な人を偲び、過去の一年に感謝し次の一年の豊かさを祈ります。マタリキという言葉は真冬の早朝に現れる星団のことで、日本では「昴」と呼ばれます。この星の輝きが空に戻ってくると一年が終わりまた新しい年が始まります。
公式の祝日となったのは二〇二二年だそうで、思ったより最近だなと少し驚きました。オークランドの中心部にあるスカイタワーで屋台や催し物を行うイベントがあったので行ってみました。いろんな料理や伝統的なアクセサリー、マオリの伝統的なタトゥーをシールで体験できたりと、とても賑やかなイベントでした。夜にはハカのパフォーマンスがあり目の前で見ることができ、迫力がすごかったです。パフォーマンスの
あとはハカの体験会のような時間があり、子供たちや観光客の方が一緒に見様見真似で踊っていたのですが、私の隣にいた小学生くらいの男の子がお母さんに背中を押されほぼ強制で参加させられていました。シャイなのか少しもじもじしていてかわいいなと見ていたのですが、ハカが始まった瞬間ガッツリ踊りだしました。いや踊れるんかい。にぎやかでとてもいい体験ができた祝日でした。
・植樹イベント
祝日から一週間ほど後、「Honda Tree Planting」に参加しました。
ホンダニュージーランドの社員やその家族など二十人ほどが参加していました。モトゥイヘ島と言う島にボートで行くのですが、ボートには船長とライフジャケット着た犬も乗っていました。みんなの足元を歩いて撫でてもらいに行って、そのあとなぜか私の足の間に座り、フィットして可愛すぎました。島に到着してすぐにお菓子やフルーツをたくさん振舞っていただいたりと、和やかな雰囲気でした。この時の私は油断していました。この後の植樹をの大変さに。主催の方について行き、自然豊かな島の景色を楽しみながらはじめは歩いていました。背の高い草や木に挟まれた道を歩いていくと急に植樹の説明が始まり、次々に苗が渡されました。
整地されているところに植えるのかなと思っていましたが、丘や茂みの中のような足元が悪く雑草もいっぱいあるところにスコップ一本で突き進んでいく結構過酷なものでした。苗一つ植えるだけでもだいぶ体力が必要です。根がびっしりはった雑草を抜いて土を掘って苗を植えて土をかぶせて。やっとの思いで植えることができたぽつんと土から生えている苗が、二十年後大きな木になるんだと思うとすこし誇らしい気持ちでした。午前中に植樹を終え、お昼ご飯をみんなで食べた後は島を探索しました。人の笑い声のような鳴き声のめずらしい鳥や、トゥアラタとよばれるニュージーランドにしか生息していないトカゲなどを見ることができました。島にはキウイも住んでいるらしいのですが、夜行性だから見れないよ、と言われ少しがっかりです。ニュージーランドにいる間には絶対見たいです!天気も良く、景色もよかったのですがだいぶハードな一日でした。次の日はいつも通り仕事だったのですが足が痛かったです。職場でいろんな人がイベントどうだった?と聞いてくれたのですが、みんなに植樹はハードだ、と伝えておきました。
・仕事の様子
仕事が始まって約一か月半が過ぎました。少しずつ作業にも慣れてきました。
最近の仕事内容は十二か月点検、洗車に加えてWOF(Warrant Of Fitness)と呼ばれる日本の車検にあたるものをすることが多いです。WOFは多くの場合が毎年更新し、ヘッドライトの角度やシートベルト、下回りなどを点検します。また、曲がったバンパービームの交換、故障探求などもバディと一緒に行っています。先月よりもできることが増え、任せてもらえることも増えたのがとてもうれしいです。今月行った仕事で特に印象に残ったものを紹介します。
お客様から「エンジンから異音がする」との訴えがあり、実際に走行してみると確かに車両の右前から異音がしました。バディといっしょに異音の原因を見つけるためにエンジンルームの音を聞いたり点検したりしましたが異常はありませんでした。エンジンからの異音と聞いていたのでエンジンルームばかりを探していましたが、バディが右フロントタイヤ周辺から異音を見つけました。リフトで上げてエンジンをかけDレンジでタイヤを回すと金属の擦れる音が聞こえました。この異音はエンジンではなく、ブレーキパッドがすり減ってディスクにインジケータが当たって発生した異音でした。取り外した内側のパッドはとても薄く新品と並べるとその差は歴然です。今回学んだのはお客様の訴えと実際の異常のある場所は違う場合がある、ということです。私はエンジンルームに異常があると思い込んでしまったことで視野が狭くなっていました。訴えが具体的な場所を指していてもあらゆる可能性を考えることが大切だと学ぶことができました。
余談ですが、今月のバディの”マッチョ”は日本のスポーツカーや走りや文化が大好きで日本旅行を計画中です。彼と整備中に若葉マークをつけた車両を見かけ「あのマーク知ってる?」と聞いたところ「Japan Domestic Marketでしょ?」と言われました。調べてみたら日本国内向けに作られた車やパーツ、またそれを真似する海外のカスタム文化のことを言うらしいです。日本語のステッカーを付けた車両はよく目にしますが、若葉マークもその一部として浸透しているそうです。「あれは免許取って一年目の人がつけなきゃいけないマークだよ」と教えたところ知らなかった!かっこいいものだと思っていたよと、とても驚いていました。
まだまだ拙い英語ですが、働きながら整備で使う表現や語彙など教えてもらうことも多く、その都度メモ帳に書き留めるようにしています。日本語でも一度しか聞いてない単語は忘れやすいのに聞きなれない英語だとなおさらなので、すぐにメモできるよう常にメモ帳を持ち歩くようにしています。最近教えてもらったのは「Yucky」です。これは日本語で言う「うぇ」です。嫌なにおいの時、好きじゃない味の時使えるよ、と教えてもらいました。分からないものを分かったふりをして進めてしまうことはその場では楽かもしれませんが結局理解できずものが進んでしまうので成長できません。ニュージーランドに来てすぐに教わったことなのですが、わからないことは正直にわからないと伝えること。当たり前のことかもしれないけれどこれはとても大切なことで、案外分からないことがあっても無意識にそのまま流してしまうことがあるかと思います。実際に私もなんとなくで流してしまったことがあります。でも「それってなんですか?」「理解ができていないです、もう一度説明してほしいです」と伝えること、少し勇気が必要かもしれませんが質問して機嫌が悪くなるような人はいませんでしたし、より分かりやすいように説明しなおしてくれたりします。これは今回の研修だけでなく今後の人生でも大切なことだと思うのでこれからも意識していきたいと思います。
来月はニューマーケットで働いている間の最後の更新になると思うので、少し寂しいですが楽しく過ごせたらいいなと思います。健康第一で頑張っていくので、日本は今とても暑いと思いますが皆さんも体調に気を付けてすごしてほしいです!
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